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身体の不調は脳に原因がある?自律神経無痛療法の根本理論

身体の不調の原因はどこにあるのでしょうか?私たちが行っている自律神経無痛療法では、原因は脳にあると考えています。この理論を理解していただくために、まず脳の役割についてお話しします。

心の脳と身体の脳

人間は、思考や感情を扱う能力を持つ特別な存在です。これを「心」と呼びますが、物理的には大脳新皮質、つまり脳の外側の部分がその機能を担っています。この部分を、私たちは「心の脳」と呼びます。

「心の脳」は意識や知性、精神的なストレスやマインドといった要素を司っています。多くの場合、身体の不調があると、この「心の脳」の働きに注目されがちです。

しかし、実際には、脳の機能の大部分は無意識下で行われています。たとえば、歩く、走るといった動作は、いちいち考えながら行うものではありません。

また、危機的な状況では、とっさの反応が重要です。例えば、ボールが頭に向かって飛んできたとき、「どう避けるか」を考える暇はありません。条件反射で避けられるのは、「心の脳」が働く前に無意識の指令が出ているからです。

さらに、心臓や胃といった内臓の動きも無意識下で管理されています。体温調整や汗をかく機能など、身体が自動的に最適な状態を維持する仕組みを**ホメオスタシス(恒常性)**と呼びます。

身体の司令部「身体の脳」

このように、私たちの身体の機能のほとんどは、「心の脳」ではなく脳の奥深くにある小脳、間脳、延髄といった部分によってコントロールされています。これらは、内外の環境を監視し、生命活動を維持するための指令を出す「身体の脳」と呼べる部分です。

「身体の脳」の働きにより、人間は環境の変化に適応し、生命活動を維持することができます。

心の脳と身体の脳のバランスが鍵

「心の脳」と「身体の脳」の両方が連携して働くことで、私たちは健康を保っています。しかし、ストレスや過労などでこのバランスが崩れると、身体に不調が現れることがあります。

自律神経無痛療法では、この「心の脳」と「身体の脳」の関係性を深く理解し、不調の根本原因を探りながら施術を行います。次回は、身体の不調がどのように「心の脳」と「身体の脳」のバランスに影響するのか、さらに詳しく解説していきます。


心整体 いきいき堂では、心と身体のこと、楽しむこと、日々のこと、私の想うことなど、ブログ更新していますので、お時間許せばぜひご一読ください。最後までお読みくださり誠にありがとうございました。

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