自律神経不調の症状と言っても、はじめはなんだかよくわからないと思います。寝れなかったり、寝ても疲れが取れないとか、倦怠感が続いたり、時に動悸したりとか、首や肩の重さも気になり、頭痛やめまいを訴える方も多いかと思います。
そのため、家事や子育てができなかったり、仕事に行けないなど生活の質を大きく落としてしまいます。
そのような時には、まずは病院で検査を受けていただければと思います。検査した結果、「異常なし」、「原因がわからない」、「自律神経の乱れですね」、「自律神経失調症です」と診断された場合は、睡眠導入剤や抗精神薬、抗不安薬を飲む前に、心整体 いきいき堂にご相談ください。
病院で自律神経失調症と診断された方々の主な症状を上げてみました。
- 目が疲れる
- 動悸がする
- 寝つきが悪い
- 寝れない
- 眠りが浅く、疲れが取れない
- 内臓の調子が悪いと感じる
- 便秘または下痢がある
- 慢性的な疲労や倦怠感がある
- 頭が痛い
- めまいがする
- 手足が冷える
- 背中痛や腰痛がある
いかがでしょうか?自律神経不調症状というのは、個々様々ですが、症状が多岐にわたります。
あなたの身体はとても緊張している状態なのです。具体的には筋肉の過緊張が起きています。過緊張が起きると体液循環が滞り、さまざまな不調症状があらわれてくるのです。この過緊張をゆるめていけば、症状はしだいに消えていきます。
自律神経不調がまねくもの
自律神経は、24時間365日休むことなく、身体のあらゆる働きを制御するたいへん重要な神経システムです。パソコンで例えるとWindowsのようなオペレーションシステム(OS)なのです。自律神経不調は次のような状態をまねきます。
- 血圧調整不全
- 心拍調整不全
- 内分泌機能低下
- 免疫機能低下
- 内臓機能低下
- 発汗調整不全
- 唾液分泌不全
- 呼吸調整不全
- 睡眠障害
- 精神不安定
- 神経過敏
これらが複合し、不快症状が出ている状態を病院では「自律神経失調症」という病名で診断されています。
自律神経不調の要因と原因
主な要因2つあります
- 体を緊張させる生活スタイル
- 心と体を緊張させる精神的ストレス
身体を緊張させる生活スタイル
- 日常姿勢 巻き肩・前かがみ・足組み・座り方・立ち方など
- 仕事内容 長時間デスクワーク、立ちっぱなし、運転など
- 食事内容 食べ過ぎ・飲み過ぎ・偏りすぎ・ファスト・コンビニなど
- 睡眠環境 枕や布団が合わない・スマホを枕元・陽当たりなど
- 光の刺激 スマホ、ゲーム、テレビの長時間使用(特に夜中)など
- 薬の服用 痛み止め、アレルギー薬常用など
心と体を緊張させる精神的ストレス
- 人間関係 精神的ストレスの大半を占める
- 職場環境 人手不足、長時間労働やハラスメントなど
- 家庭環境 核家族、共働き、少子化、高齢化など
- 社会環境 自然と利便性のアンバランスなど
- 病気患い 病気や障がいになっている不安など
- 思考の癖 他人との比較、自己肯定感の不足など
- 金銭問題 お金本位の価値観と貧富格差
これら要因が積み重なって、しだいに不調症状があらわれています。
自律神経不調症状の原因
これらの要因により、長い時間をかけて身体はいつも緊張した状態になってしまっています。緊張した状態が続くと、やがて筋肉過緊張になります。特に後頭部から背中、腰部にかけての脊柱起立筋群が過緊張し硬くなっています。
筋肉が過緊張している状態を自律神経はモニタしています。緊張状態であれば、交感神経優位が続き、副交感神経とのバランスが崩れてきます。寝れなかったり、便秘または下痢症状が出てくるのもそのためです。
筋肉群の過緊張が自律神経不調の原因です。
筋肉の過緊張は、様々な疾患や症状に発展しているのです。
- 体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)循環停滞
- 呼吸抑制
- 骨格バランスの歪み定着化
- 神経交通阻害
自律神経不調症状はさまざまな状態が相互に、かつ複雑に関与しあい、心身が本来の調和を失った結果です。そして、その大元は筋肉の過緊張なのです。
このような観点でアプローチをしない限り、症状が改善することはありません。だからたくさんの方々が何年にもわたり原因不明の不調で悩み、症状を複雑化、悪化させているのです。
自律神経不調を薬に頼らず治すには
自律神経不調症状を回復させるには、特に背中周りの過緊張をゆるめていきますが、足先、手先から頭頂部まで全身の緊張もゆるめる必要があります。
不調の原因は、身体の緊張にあります。「脱力」できていないのです。心整体 いきいき堂では、自律神経整体を通じて、身体を優しく整える無痛療法を提供しています。ふれる、ゆらす、まわす、さする、なでる、引くだけの施術で、筋肉、神経に同時にアプローチします。
「こんなに軽い力で大丈夫?」と思われるかもしれませんが、実はこの程度の力加減が理想的です。強く押しすぎると、かえって緊張を引き起こしてしまうのです。
緊張をゆるめても再発する場合
身体の過緊張、つまり筋肉の緊張をゆるめることで症状が回復すると説明してきました。しかし、再発してしまう場合があるのです。せっかく筋肉がゆるんでも、また緊張してしまうのです。
それはなぜか?
大きな理由として、あなたの「思考の癖」があります。
他人と比較してしまったり、現実起きていないにもかかわらず、不安をどんどん膨らませてしまうなど「思考の癖」が改善されていないことで、再度身体が緊張してしまうのです。
「思考の癖」を改善するには、自分の在り方や脳の使い方を変えていく必要があります。