高校生の陸上選手が陥る背中の痛みの原因と解決策 〜 アウターマッスルとインナーマッスルのバランスの重要性

先日、当院に背中の痛みを訴える高校生の男の子が来院しました。彼は陸上部の中距離走選手で、走っている最中に背中が痛くなり、走れなくなっていました。最初は時々の痛みだったのが、最近では走るたびに痛みが出るようになり、授業中に座っているだけでも痛みを感じるようになってしまいました。

三角筋の異常な圧力と筋トレの関係

施術中に、彼の三角筋に触れたとき、私の手に強い圧力が感じられました。彼に尋ねると、やはり筋トレを熱心に行っているとのことでした。ダンベルやバーベルを使ったトレーニングで、重量を競い合うほど頑張っていたようです。

アウターマッスルとインナーマッスルのバランスの重要性

近年、アウターマッスルを鍛えすぎることで、体の自然な揺らぎが失われ、緊張が高まっている人が増えていると感じます。体が自然に揺らぐためには、ある程度の柔軟性が必要です。しかし、表面の筋肉が硬く鍛え上げられていると、しなやかさを失い、自然な揺らぎもなくなります。

ウエイトトレーニングの弊害

一般的なウエイトトレーニングや腹筋トレーニングは、表面の腹筋や背筋を鍛え、体の外側を固めてしまうことが多いです。こうなるとインナーマッスルが動かなくなり、体幹が働かなくなります。結果的に、アウターマッスルだけでバランスを取り、動くことになり、筋肉の力み、硬直、痙攣につながっていきます。

インナーマッスルを活用するために

筋トレをしていない人でも、アウターマッスルの緊張によってインナーマッスルが使えなくなっていることが多いと感じます。これを解決するためには、まずアウターマッスルを脱力し、体の自然な揺らぎを取り戻すことが重要です。

自然な揺らぎと三半規管の健康

自然な揺らぎがないと、体の動きと頭の動きも止まり、三半規管が弱まり、正常に働かなくなっていきます。自律神経整体では、体の力みを取り、揺らしながら動くことで三半規管も整えます。これにより、姿勢が整い、自律神経も正常化します。

まとめ

背中の痛みを感じる高校生の陸上選手の例からも分かるように、アウターマッスルとインナーマッスルのバランスは非常に重要です。アウターマッスルを鍛えるだけでなく、自然な揺らぎを取り戻し、体の柔軟性を保つことが、健康な体を維持する鍵です。


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