“努力しない生き方”
プロ雀士桜井章一氏の書籍にて
ただ怠惰な生活を送ることではなく、努力することによって余計な力が入り、心身の不調や失望感を感じることを指します。この考え方は、努力によって目標を達成しようとする過程で生じる力みや欲望に焦点を当てています。
あなたはこれまで生きてきて「頑張ろう」と思ったことは何回くらいあるだろうか?それこそ何百回、何千回、何万回・・・数えきれないほどあるのではないか。
たとえば「努力」というものも、「頑張る」が形になったものである。たいがいの人はそれこそ小さなころから親や教師から「頑張りなさい」「努力しなさい」と言われ続け、「努力」しなければちゃんとした大人になれないと思い込まされている。
努力して頑張れば必ず結果が出る。努力は尊いもの。
努力しない生き方 桜井章一 著 一部抜粋
そう刷り込まれているから、何かやろうというときには、いつも「頑張って努力する」ことになるのだ。
以前、私がサラリーマンだった頃、会社では成果を求められ、そのためには努力が必要だという環境でした。しかし、目標を達成したとしても、達成感よりも違和感を感じることがありました。この違和感は、欲望を満たそうとする努力が力んでしまい、心身の健康や幸福感を損なうことにつながると著者は指摘しています。欲望とは、お金や権力、名誉、資格、勝利への執着心を指し、これに執着することで力みや違和感が生じるというのです。
しかし、幸福感や成果を上げている人々は、努力をしているというよりは「工夫」をしていると著者は述べています。彼らは努力することでなく、工夫しながら夢中になっているため、力まずに自然と成果を得ているのです。健康やスポーツなど、あらゆる面においても、力むことは歪みを生み出すため、力まない生き方を心がけることが重要だと著者は提言しています。
素晴らしい成果を「努力」によって上げたと自分も周囲の人間も感じている人がいる。しかし、その人の「努力」は、本人も周囲の人も気づかないうちに必ずどこかで「工夫」に変わっているはずだ。
人生は「努力」すれば良い結果が出るとは限らないが、「工夫」すればおのずとそうなるものである。
努力しない生き方 桜井章一 著 一部抜粋
この考え方は、努力のみに執着せず、柔軟性や創造性を持ちながら目標に向かって進むことの重要性を示唆しています。力まずに努力し、工夫を凝らした生き方が、真の幸福や充実感をもたらすのだということを気づかせてくれる一節です。
「努力しない」という言葉には、私たちに力まずに生きるヒントが含まれています。そして、その生き方が心身の健康と幸福感をもたらすことを示唆しています。力みのない生き方で、心も身体もいきいきと元気に過ごすことが、私たちの目指す幸せへの近道かもしれません。
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