先日、「治療家のためのカタカムナセミナー」( 監修丸山修寛先生)というDVD動画を拝見しました。そこで初めて「カタカムナ」という言葉を耳にし、直感的には「怪しい」、「うさんくさい」、「呪文?」などの疑念が浮かびました。しかし、「カタカムナ」という言葉、「カタカナ」と発音が似ているなと単純な思いつきを感じました。(あとで調べたら関連性はあるようです)
カタカムナについて調べると、多くの参考書籍やYouTubeの解説動画が見つかりました。私が知らなかっただけで、カタカムナはすでに広く知られている概念のようです。以下では、カタカムナについて詳しく解説します。
カタカムナとは?
カタカムナとは、古代文字で書かれた文献(「ウタ」と表現)です。約12,000年以上前(縄文時代以前)に書かれたとされています。この文献は円、直線、半円、四半円を組み合わせて48音を表し、中心から外側に向かって螺旋状に並べ、内側から外側に向かって読みます。○と十の字を組み合わせた多くの図象で構成されています。
カタカムナ文献は80首からなり、五七調や七五調で書かれています。これは和歌や俳句と似ており、その表現方法の源流とも言われています。したがって「ウタ」と表現されるのも納得です。
古代の文献であることから歴史書と思われがちですが、カタカムナ文献は科学書であると研究者たちは主張しています。内容は「宇宙の成り立ち」、「宇宙の特徴」、「物質や生命の発生方法」など物理学的な側面から、「人間の考え方」、「生命の本質」、さらには「製鉄技術」や「稲作技術」など多岐にわたる壮大なものです。
カタカムナ文字の概念は古神道などの古代宗教が発生する以前の物理法則としての思念であり、のちに神話に取り入れられ、神々の名前や「言霊」、「音霊」、「数霊」として使われてきたと考えられています。
カタカムナ文献の内容
カタカムナ文献(「カタカムナウタヒ80首」)は、万物が見えない世界と計測可能な見える世界の二重構造から成り立っていると説いています。これは現代物理学でも同様の説明がなされていることから、私の興味を引きました。
さらに、万物はミクロからマクロにわたってすべて相似象であるとされています。つまり、原子の構造と太陽系の構造は同じであり、宇宙全体の構造は非常にシンプルだということです。そして、宇宙のすべての星や地球、岩や動植物などは生命体であると記されているようですが、特に人間は知性をもった特殊な生命体であるとされています。人間は思考能力や好奇心を持ち、より幸せで愛に満ちた社会を築く能力を持つ一方、欲望を肥大化させて天然自然を破壊する能力も持っています。現代社会は後者のバランスが崩れつつあり、正常に戻すための秘訣やコツがカタカムナ文献に秘められていると考えられます。
結論
カタカムナは非常に神秘的で興味深い文献です。ご興味のある方は、ぜひ参考書籍やYouTube動画などをご覧ください。最後までお読みいただきありがとうございました。
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