腰痛から学んだこと 〜 流れをつかむ技術

こんにちは、心整体 いきいき堂の岩野です！先週、苦しい腰痛に悩まされましたが、ようやくひと段落つきました。しかし、安心してはいけません。腰痛が終わったからといって、気を抜くのは危険です。

腰痛の原因である「筋肉の緊張」は、単に腰痛や肩こりを引き起こすだけではありません。自律神経失調症や起立性調節障害、パニック障害、うつ病などにも関連しています。なぜ筋肉が緊張してしまうのか、その原因について考えたことはありますか？

私が整体を学んできた約2年間の経験から、さまざまな方々と施術だけでなくお話を聞いてきました。その中で、生活習慣やストレスなど、さまざまな要因が筋肉の緊張に影響していることがわかりました。

さらに、先週腰痛で苦しんでいる間に読んだ本があります。それは桜井章一さんの「流れをつかむ技術」です。この本に出会って、私は自身の生き方と腰痛との関連に気づくことができました。

桜井章一さんは、麻雀の裏プロとして活躍し、「雀鬼」の異名を取るほどの実力者でした。この本では、麻雀の話が出てきますが、麻雀をしない人でも読むことができます。桜井さんは、麻雀を通じて人間形成を目的とした「雀鬼会」の会長でもありました。

本書から一部をご紹介します。

流れに身をまかせる感覚

もちろん私の中にも、まったく欲がないわけではない。映画でも本でも、「これはいい感じで仕上がったから、少しは売れて欲しいな」と思うことだってある。でも、そう思うのはほんの一瞬だけだ。
「そんな風になるといいなあ・・・」とうっすら思った後は、もう忘れてしまっている。

何事も強く求めないのは、そもそも私に強い欲求というものがないせいだが、それと同時に「強く求めすぎるとかえって現実はそうならず、むしろトラブルが起こりやすい」ことを知っているからだ。

水の中で自由に泳いでいる魚を見つけて、「えいっ！」と手を伸ばして捕まえようとすると、スルリと逃げられてしまう。私にとって「強く求める」という行為は、そのように感じられる。

〜中略〜

「魚を捕まえてやろう」と躍起になればなるほど、人は手の感度を失っていく。そうなってしまえば、後は魚に弄ばれるだけである。強く求めることは、流れを捉える感覚を確実ににぶらせてしまう。

何事も力んで求めようとする人は、仕事においても生き方においても流れをつかみ損ね、失敗を重ねていくだろう。

求めながらも、次の瞬間にはそれを忘れたかのように力を抜く。それこそが、「いい流れ」をつかむ秘訣である。

流れをつかむ技術　桜井章一 著　一部抜粋

「何事も強く求めないのは、そもそも私に強い欲求というものがないせいだが、それと同時に『強く求めすぎると現実はそうならず、むしろトラブルが起こりやすい』ことを知っているからだ」と述べています。さらに、「流れに身をまかせる感覚」という重要なポイントもあります。桜井さんは、流れに逆らうことは無駄であり、物事をうまく進めるためには流れをつかむことが重要だと説いています。

私はこれらの言葉が心に響きました。欲に縛られず、流れに身をまかせる感覚を持つことが大切だと感じたのです。さらに、「他人に常に勝ちたいと思っている」「他人の失敗を喜んでいる」という心情も述べられています。これらの欲求に縛られてしまうと、流れをつかむ感覚が鈍ってしまうのです。

私は自分の生き方について考えるきっかけを得ることができました。欲に振り回されず、流れをつかむ感覚を大切にしようと思います。腰痛が私に与えた新たな気づきに感謝します。これからも桜井章一さんの書籍を通じて、さまざまな学びを得ていきたいと思います。

桜井さんの言葉に触れることで、自分の生き方について深く考えるきっかけを得ることができました。自分の欲望や執着に振り回されず、流れに身を任せることで、物事が自然にうまく進むことを実感しました。

川や風に流れがあるように、勝負事にも流れがある。場の流れ、運気の流れ、人の感情の流れ・・・それらを見極められるかどうかで、勝負の明暗は分かれる。

仕事や生き方においても、流れは重要である。

好不調の波や幸運・不運の巡り合わせを的確に感じ取り、いい流れを作り出すことができれば、物事は自然とうまくいく。

流れをつかむ技術　桜井章一 著　一部抜粋

皆さんも、自分の生き方や考え方について一度振り返ってみてください。欲望や執着に縛られず、流れに身を任せることで、より豊かな人生を送ることができるかもしれません。今回の経験を通じて、私は腰痛が私に与えた貴重な教訓に感謝します。これからも、桜井章一さんの書籍を通じてさまざまな学びを得ていきたいと思います。

本日はここまでにさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。